リンゴ体型は要注意

  おへその周りを測ってみよう

    

 女性で90センチ以上あった、またはそれに近かった人は大変です。女性の場合、太っいても多くは皮下脂肪で50歳代ぐらいまでは90センチ以上という少ないのですが、閉経後、内臓脂肪が増えて、アッという間に90センチを超えることがあるので要注意です。因みに男性は85センチ以上が危険値です。


内臓脂肪が増えると

    身体の中で大火事が


 内臓脂肪は私たちが活動する上でのエネルギーの供給源ですが、増えすぎるとアディポサイトカインという物質を分泌し、これが身体の中でいたずらを引き起こします。血圧・中性脂肪・血糖を上昇させ、動脈硬化となり心筋梗塞、脳梗塞を発症します。また糖尿病の原因ともなります。内臓脂肪、要するにウエスト値を絶対条件として、その上に中性脂肪、血圧または空腹時血糖が高いのうち2項目を満たすと今、流行の「メタボリックシンドローム」となるわけです。


流行といわれても

   洋服や髪型なら良いけれど…

 

 いくら流行といってもこれは大変ですよね。内臓脂肪を減らすにはどうしたらよいのでしょうか。

 やはり運動と食事療法が重要なカギ。こればかりは本人の努力が必要です。サプリメントに頼る方法はあくまでも補助。努力を続けられるために、少し楽しい話をしましょう。


 内臓脂肪が減るとアディポネクチンという物質が増えます。これは大阪大学大学院名誉教授で住友病院院長の松澤佑次先生らが見つけ出したもので、アディポサイトカインがしたいたずらを消して回る働きをします。糖尿病、高脂血症、高血圧、さらには癌に対しても防御作用を有しているといわれています。アディポネクチンの値が高い人は低い人と比べると、心筋梗塞の死亡率が30%も予防されるのですって。これってすごくありませんか?


運動は自分にあった方法で

  無理をせず長ーく続けよう

 

 有効な運動は“有酸素運動”要するに歩くことが一番です。といっても「今日から一万歩歩こう」ではなく、まず、万歩計をつけて一日何歩ぐらい歩いているか、現実を理解しましょう。三千歩しか歩いていなかったら五千歩から、五千歩歩いていた人は七千歩というように無理のない状態から。運動をすることでストレスを感じたら長続きはしません。


食事療法はバランスが大事

    “うどん定食”は最大の敵

 

 うどん定食だけでなくお好み焼きにご飯というのも感心しません。

 「うどんがダメ、お好み焼きがダメなんて言ったら、大阪の食文化がなくなるやんか」

 いえいえ、うどんやお好み焼きに罪はありません。組合せが問題です。うどんとご飯、お好み焼きとご飯、焼きそばとご飯、これでは炭水化物ばかり。ご飯の変わりに野菜類を足してみましょう。

 間食にも問題が…間食をするとカロリーコントロールが難しくなります。たとえばジョギングを40分間してもショートケーキ一個食べたら元の木阿弥、ジョギングで消費したカロリーはチャラです。果物も果糖、すなわち糖質ですから食べ過ぎに注意しましょう。

 「何だか楽しくないわ。間食も果物もダメなんて」そんな声が聞こえてきそうですが…。食後、それも満腹中枢が働くように少しだけ、10分ほど待って、少しだけ食べるようにしましょう。食べ過ぎず、食べられたという満足感も満たします。会席料理の最後に小さな和菓子が付いているのは、ある意味、理にかなっているのです。


病気の治療形態にも変化が

   医師の生活指導には耳を傾けて


 内臓脂肪が多いというのは肥満症という、れっきとした病気です。メタボリックシンドロームという概念が行き渡ってきたため、高血圧や糖尿病といった個々の病気の治療をするだけでなく、肥満に対する生活指導を行うクリニックが増えています。こんな先生こそが“街の名医さん”と思って、先生の言うことにも少し耳を傾けてみてください。

ボディマスインデックス(BMI)を使って肥満かどうか調べてみよう


標準は22,

18以下は痩せすぎ

25以上は肥満


1.身長(メートル)を2乗します。

2.その数字を体重(キロ)で割ります。

  身長158㎝、体重52キロの人の場合

  1.58×1.58=2.4964

  52÷2.4964≒20.83

  この人の場合、約55キロが標準値

  となります。

標準値を割り出すには自分の身長の2乗に22をかければいいわけですから、一度やってみてください。