会長挨拶

 会長就任にあたり、ご挨拶申し上げます。

 このたび、4月19日に開催されました平成20年度中間法人大阪府内科医会定時総会において会長に選出いただきました。
 大阪府内科医会は歴史のある、そして常にアクティブな医会であり、故・樋口正大先生と山家健一先生というカリスマ性の高い会長に率いられてきました。このたび私が、浅学非才の身にもかかわらず、第3代会長をお引き受けすることになり、その重責をヒシヒシと感じております。先代の名を汚さず、本会をさらに発展させるよう、精一杯努力する所存です。
 そのためにも強力な執行部を作ることが肝要であると考え、副会長には新たに大淀区医師会会長でもある樋口徹先生と、堺市医師会議長でもある小林敬司先生にまずお願いいたしました。また若手ながらすでに副会長として実績のある外山学先生と、理事の中より若手のホープである泉岡利雄先生を加えた陣容でございます。さらに理事には40代前半の若い先生方にも新たに参加していただきました。幸いにも、山家先生と、副会長として長年、山家会長を、また大阪府内科医会を支えていただきました光井英昭先生にも監事として執行部に残っていただくことができました。白畠俊治先生を加え、このご三方に医会の健全かつ適正な運営を鑑査・監督していただけるのは心強い限りであります。また総会の運営に関わる議長職を北野英基先生、岡本政和先生にお願いすることができました。これら新旧の執行部の先生方と力を合わせ、さらに活力ある内科医会にしてまいります。
 昨今、高齢化による疾患構造の変化やライフスタイルの変化により、生活習慣病は増加の一途をたどっています。それに加え、医療制度の改悪など、われわれ臨床内科医を取り巻く環境は大きく変わってきていますが、大阪府内科医会は、大阪府医師会の一員として医師会と協調しつつも、常に独自のスタンスで、地域社会の健康を守っておられる臨床内科医会の先生方の日常診療をサポートする組織であり続けたいと思っています。
 具体的な活動としては、第一に学術活動です。総会や医学会などの大きな学術講演会だけでなく、毎月の定例講演会にもさらに力を入れていきたいと思っています。これは毎回、担当理事が臨床内科学にとどまらず、臨床内科医が知っておくべき他科領域や、リスクマネジメントの講演など、その時々の興味深いテーマを企画しています。会場こそ中之島のエーザイ株式会社の会議室を借りていますが、まったくメーカー色のないユニークなものです。これまで、若干、会場へのアクセスの悪さが指摘されていましたが、今秋には京阪の新線が開通し、ぐっと便利になりますので、さらに多くの先生方の参加をお待ちしています。また御堂筋線新金岡のジバシンでは堺市内科医会との共催で、定例講演会を開催しています。特に南部地区の先生方は、こちらの講演会にもぜひご参加ください。
 第二に、市民向けの啓発活動についても積極的に行っていく方針です。市民講座は今年度、第10回を迎えます。いったん原点に戻り、新たな企画で来年2月に開催を予定しています。その際は先生方のご協力をお願いいたします。市民向け情報誌「きらら」は、スリム化しつつも継続し、市民の皆様に良質な健康情報をお届けすると同時に、われわれの存在を広報していきたいと考えています。
第三は一昨年から始まった大阪生活習慣病予防ネットワークにおける機能性食品の調査研究です。本事業も皆様のご協力のおかげで軌道に乗り、すでに5品目の調査が終了し、現在、2品目の調査に取りかかっています。臨床内科医が食品に目を向けた本邦初の事業であり、さまざまな方面から注目され、評価をいただいています。今後とも皆様の積極的な参加をお待ちしています。またこの4月より特定健診が始まり、これまで以上に生活習慣病の一次・二次予防の必要な方が受診されるものと予想されます。現在行っている機能性食品の調査だけでなく、生活習慣病の療養指導のサポートについても考えていきたいと思っています。
 第四は大阪府内科医会推薦医制度です。本年3月の第2回認定で、現在までに245名の推薦医が誕生しました。創設の趣旨は、地域医療に貢献されつつ常に自己研鑽を継続されている先生方の存在を市民に広報するというものです。この制度も、より良いものに継続発展させていきたいと考えております。
 さらに会員増強も大きな課題であると認識しています。対外的な広報として、ホームページを充実させることにより会員増強に努め、また会員相互のコミュニケーションや本会のご要望にはメーリングリストを活用していきたいと考えています。
 最後に、昨今の医療制度の改悪は目に余るものがあります。先日、東京で開催されました第25回日本臨床内科医会総会でも、後期高齢者医療制度廃止と外来管理加算要件撤廃についての決議が行われました。日本臨床内科医会は今後、積極的に臨床内科医の立場から意見を発信していく方針とのこと、医療制度への皆様のご意見・ご要望は日本臨床内科医会へ伝えていきたいと思っています。
 今後とも新執行部をよろしくお願い申し上げます。

中間法人大阪府内科医会 
              第3代会長  福田 正博