大阪府内科医会ニュース


第19回日本臨床内科医会総会のお知らせ


提言論壇

日臨内新体制スタート
その中での本会の位置付け−

 日本臨床内科医会が変わった。 平成元年に京都からバトンタッチを受けた神津康雄前会長は優れた統率力をもって、403名の会員を18,875名にまで勢力を拡大されたが、いかにも旧海軍軍人らしく、時流に逆らわず一点の濁りも残さず席を次代に託された。

 永年のご尽力に心からの感謝を捧げ、そのおかげで今日の隆盛をみるにいたった日臨内に万感の思いを込めて拍手を送りたい。

 執行部の交替は、派手な儀式もなく整然と行われ、平均年齢は約10才若返り、実務能力に満ちた組織に衣装替えした。新会長の後藤由夫東北大学名誉教授は就任挨拶の中で、「医療の大転換期を迎えるにあたり、保険制度のあり方、医療契約の概念、診療体系の変化など社会全体における医療現場の実情を客観視し、専門職の団体である我々の会は会員の専門職としてのレベルを高めることがもっとも重要である。」と説き、会誌を充実させ、勤務医が入会したくなるような会に育て上げたいと力説された。

 大阪府内科医会では、これを受けて全面的に協力することとし、役員・委員を多数送りこむことになった。各委員会とも定数を減らし、小数精鋭主義をとり実効果をあげたいとの姿勢で一貫されているが、大阪からの推薦は概ね承認された。これについてはこれくまでの日臨内へ貢献度、特に樋口名誉会長の存在が大きく影響したものと言えよう。

 特筆すべきは、日臨内として最も重要な委員会である認定医制度運営委員会、会誌編集委員会、広報委員会の三部門で委員長を送りこむに至ったことがあろう。A会員の高齢化や会員数増加の頭打ち減少が音沙汰されている昨今、いちはやく若返りに成功した先代の先見の明を称えると同時に、関西圏の声を大きく日本レベルに反映させようとの多田副会長(京都)のご理解によるものであることを肝に銘じたい。

 認定医制度が開始されて既に4年目を迎え、第一回の資格取得者は来年秋から更新手続きが必要である。この時期に第2代目の認定医委員長を送り出すことは大変名誉なことであると同時に、その責の大きさを改めて痛感させられる。

 日臨内が心気一新これからの事業に向かおうとする時、大阪の我々も心を一にして更なる充実を目標に邁進したい。そのためには大阪府医師会に協力し、専門職としての意義を十分に活用できるよう日頃から切磋琢磨が必要と考える。市民との直接対話も大切で、患者意識調査や市民講座への参加など新企画も検討している。