ご来賓挨拶

国民の医療を守る戦いにご協力を

大阪府医師会  会 長  酒井 國男

 今回の診療報酬改定では、外来管理加算の5分間要件ができ、後期高齢者医療制度においては後期高齢者診療料ができ
非常に警戒していかなければいけない状況になっておりますが、このような診療報酬の問題とともに重大な問題は、ここ数年来の医療費の自己負担増により、医療を受けることができない人が増加しているということです。また後期高齢者医療制度も、すべての高齢者から保険料を徴収する形でスタートしましたが、高齢者の医療費は年間、1人平均数十万円がかかっているわけで、今後、保険料と自己負担がどんどん増えて、制度として立ち行かなくなってしまうのではないかと非常に心配です。 
 前期においても日本の医療を守る、国民皆保険制度を守るという戦いを行い、郡市区医師会の中の30近い医師会がともに集会を開いていただきました。しかしこのような戦いぐらいでは、この医療費抑制の波を防ぐことはできないと強く感じ、今期は日本医師会の唐澤会長にも頑張っていただき、とにかく全医療従事者、さらに国民を巻き込んでの大きな大きな戦いとして、日を決めて、全国一斉に集会を行うことが必要と考えています。 
 前期より、大阪府医師会の新事業として、地域医療支援事業を始め、本日、テーマにもあります糖尿病に関しても多くの医師会から色々な研究の申請を出していただいて非常にありがたいと思っております。やはり地域医療をきちんとしていくことが医師会の役目であります。また本年4月から特定健診・特定保健指導が始まりました。特定健診に関しては、内科以外の多くの先生方にも手を上げていただき、大阪府の開業医の三分の二ぐらいが参加していただけるようですが、問題は特定保健指導です。できれば本日お集まりの大阪府内科医会の先生方が中心になっていただき、民間の業者に特定保健指導だけを廻すことは何としても防いでいただきたいと思っています。特定健診だけを行う先生は、特定保健指導をぜひ、その近くの内科の先生に送っていただきたい。報酬は今のところ数千円というものですが、糖尿病予備軍、生活習慣病予備軍の指導料という形でご理解いただければと考えております。
 今年、大きな戦いを行いたい、それには先生方全員に何らかの形でご参加いただきたいということ、特定保健指導に関して、地区の中で大阪府内科医会の先生方が中心となって行っていただきたいという2点をお願いして、定時総会でのご挨拶にかえさせていただきます。