大阪府内科医会の星 樋口正大名誉会長 逝去
 
 樋口正大 名誉会長が5月7日、午後9時32分、永眠された。ベルコ大阪法宴会館で9日夜、通夜が、翌10日午後、告別式が行われた。そぼ降る雨の中、地域医療・福祉に深く関わられた先生の足跡を物語るかのように多くの人が参列し、その旅立ちを見守った。悲しみは深いが、「大阪府内科医会の今があるのは名誉会長のおかげ」。この思いは会員の胸に深く刻み込まれ、先生の意思はこれからの若い世代につながれていくことであろう。

 弔 辞
 先生は昭和59年に大阪内科小児科医会の会長にご就任になって以来、12年間の長きにわたりその職にあり、力強いリーダーシップと慈愛溢れるお姿で私たちをリードしてくださり、今日の大阪府内科医会の礎を築いてくださいました。
 その中にあって、内科学会認定医制度が会員のメリットになるように、やむを得ず小児科を分離し、多くの親友と別れられた時の苦渋に満ちた表情は今も瞼に焼き付いております。
 また日本臨床内科医会においては、当時の神津康雄会長とともにご活躍になり、会員と会の将来を見据えた「日本臨床内科医会認定医制度」の設立に奮闘されました。そのおかげで、この制度は全国津々浦々までおよんで、光の当たっていなかった臨床内科医に光明をもたらしました。
 世代が代わり、それが「研修指定医」という姿になってしまった時の先生の落胆は、今も忘れることができません。
 しかし大阪では、先生の築かれた道は光に充ち大阪府内科医会は法人化され、会員の学術的・質的向上を基盤に、視野を市民に向けた健康啓発事業、大阪府内科医会独自の「会として市民に推薦できるお医者さん」の制度の確立など先生の夢は着々と進んでおります。
 このように大きな夢を次の世代に残しながら、先生は旅立たれましたが、大好きなお酒を片手に空から私共をお導きください。
                                       私たちの心にお姿をいつまでも残しながら…
                                                      合 掌
                                       中間法人大阪府内科医会会長 山家 健一