大阪府内科医会法人化祝賀会 来賓祝辞
高杉 豊 副知事

 高杉副知事はお医者様のご出身であり、大学病院での研修を終えられ大阪府立病院で勤務されていた時、山家会長と同じ医局で机を並べられていました。今回の慶事を耳にされ、会に出席し励ましてやろうと、お忙しい中、お越しいただきました。医療に関して最もご理解のある副知事でいらっしゃいます。

 約1000名の先生が結集されての法人化の認可ということで、心からお祝い申し上げます。司会からの紹介もありましたように、大阪府立病院で山家先生は外科、私は泌尿器科で一緒の医局で机を並べていました。シップル症候群を見つけて家系を調査しながら甲状腺の手術を山家先生にお願いしたということもあり、一緒に勉強をさせていただいたことを覚えております。
 そんな仲ではありますが、今日は立場として法人化された大阪府内科医会に対して敬意と今後のエールを送りたいと思っております。
 法人化することは、単に寄付行為をうまくすればなんていうことは全くなく、法人になるための実績が非常に大きく問われています。公益的な仕事をしていただく、する能力がある、今後もそれをさらに進めていく基盤がきちんと整っているということが認知した上で法人化ということが成り立つわけであり、突然、法人を作りたいといって作れるものではありません。
 各学会、過去の実績を踏まえながら法人の申請をされているわけすが、大阪府内科医会も非常に早い時期に法人化ができたことは、皆さま方のお力、日ごろの実績が評価されたということであります。
 医師の立場からいえば、国民に対して質の高い、信頼のおける医療をきちんと提供していこうということは当然のことであり、患者さんの立場から見れば、質の高い、早く治してほしい、ちゃんとした医療を受けたいと考え、病気になれば頼りになるのは医者だという気持ちは皆が持っています。患者中心の医療ということも言われますが、キッチリとした説明と、その人の将来にわたっての心構え、生活習慣を踏まえた指導という部分が今後、求められるのであろうと思ってい
ます。
 今までも心していただいたわけですが、大阪は色々な健康指標が悪いということもあり、それを跳ね返すためにも、先生方にご努力をお願いしたいと思っております。
 法人格をお取りになった先生方、山家先生を中心に、今後ともご活躍をお願いしたいということで、ご祝辞に代えさせていただきます。

 酒井 國男 大阪府医師会会長
 
 大阪府内科医会におかれましては大阪府医師会の大きな柱として、特に学術の面では色々とご努力賜っています。また単科医会の集まりでは、そのリーダー的存在として活躍していただいています。そのような存在であります大阪府内科医会が法人格をおとりになったことは、誠に喜ばしいことです。
 大阪府医師会長の立場としては、これからの医師会、どうしていくかという中で、医療安全が大きな話題となっており、時期も医療安全に力を注いでいきたいと思っています。その中には、医療の質の担保、卒後研修が大事であり、その面にも大いにご尽力いただいております。学術的なことだけでなく、医の職業倫理の徹底も広く社会から求められており、これに関してもご協力賜りたいと思っています。
 今までから色々な地域医療活動をしてきましたが、より積極的な地域医療活動をしていただきたいと考えており、来期は優秀な地域医療活動に関して助成をしようと準備をしております。特に個人の研究ではなく、地域の連携を保っていく仕事に助成をしていきたいと考えており、そのためには、内科医会の先生方が一番適任かと思っております。医師会としては初の試みでありますので、ぜひ、募集をしていただいて、この活動を支えていただきますようお願い申し上げ、お祝いの言葉にさせていただきます。

 堀 正二 大阪大学大学院教授

 大阪府内科医会の法人化、おめでとうございます。山家会長には昵懇にさせていただき、また日本内科学会近畿支部の代表をさせていただいており、その意味からも一言、言葉を述べさせていただきます。
 法人化は特に学会、あるいは今まで任意団体であった同窓会といった、目的を一つとした大きな団体の最近のキーワードになっています。なぜ必要かといいますと、先ほど山家会長がご挨拶の中で述べられましたように二つの側面があります。一つは対社会的に責任を持った一つの団体として行動できる、もう一つは事業ができるということであります。内科医会がいくつかのミッションを持っている中で、一つの大きなミッションは社会に対して開かれた医療、コミュニケーションのある医療を推進していくことであろうかと思います。
 来年の4月に私は第27回医学会総会の準備委員長をさせていただくことになっていますが、その大きな目的の一つが「パブリックアンダースタンディングメディシン」であり、市民の方々に医療とは何か、医学の進歩はここまできた、問題は何かということを理解していただくことが非常に大切になってきています。その意味で、中間法人という形で法人化され、市民に対して責任を持った団体として市民とコミュニケーションを図り、それを認めていただくということは一つ大きな目的であろうかと思います。そのためには、先ほど山家会長もおっしゃいましたように、資金を調達する、事業をするということもどうしても必要です。そのためには任意団体ではできない、法人格が持つということが大切になってきます。もう一つは先生方ご自身が、専門医制度を作られる、研修制度を作られるといった時、任意団体では責任を持った対応ができないということで、法人格を有するということは、たいへん大事な要素になろうかと思います。そういった意味でも、中間法人になられて、今後とも責任のある立場として大阪府内科医会が進まれるということは、私は素晴らしいことであろうと思います。今までの任意団体と違って、会員の先生方一人一人の意見が事業計画などに反映され、それが遂行されするということが大事な要素になってきます。逆に言えば、先生方のお一人お一人も、自覚と責任が要求されるということであり、社会に対する責任をとるという意味で大切なことであります。
 山家会長のリーダーシップのもと、大阪府内科医会が法人格で、ますますご発展されることを祈念させていただきましてお祝いの言葉とさせていただきます。