第50回 大阪府内科医会総会

    4月16日(土)ヒルトン大阪で大阪府内科医会総会が開催された。今回は第50回という長い歴史を改めて噛みしめると同時に、役員選挙も行われ、山家会長の再選が決まると同時に、若い副会長、若い理事も誕生し、また、会長からは「ものの言える団体への脱皮」が宣言され、将来に向けて力強い第一歩を踏み出す総会となった。事業計画案、歳入・歳出予算案も原案どおり承認され、新年度がスタートした。
 酒井國男大阪府医師会長もご来駕くださり、来賓挨拶として医療安全の問題、生涯教育の重要性などを述べられた。
 総会記念講演会は大阪市立大学大学院の西澤良記教授によって、臨床内科医が知っておくべき骨粗鬆症の治療について講演された。

会長挨拶

5期目に当たり 
   さらなる発展のためには……

大阪府内科医会 会長 山家 健一
 

 先週、日本臨床内科医会総会が大阪国際会議場で開催されました。ご承知のように、大阪府内科医会はチームワーク・アクティビティーとも日本に誇れる力をもって活動しておりますが、これも先生方のご支援のたまものと、厚く御礼申し上げます。
 臨床内科医は患者さん相接する第一線、すなわちプライマリ・ケアの場で診療しているわけでありますが、この時、いつも日本医師会の植松治雄会長がおっしゃられますように、温かい心を持って医療を行う、その基本には医学的な知識と全人的な温かさ、そして社会を見る目、これらを同等のウエートを持って診療に当たらねばならないと常々思っております。
 リピーターのことが大変問題になっておりますが、一度、先生方、胸に手を置いて考えてみてください。ひょっとして最近、薬を渡し間違えて慌てて患者さんのもとに走ったことはなかったでしょうか、注射液を間違えそうになってあわや、とうことはなかったでしょうか。人間でありますから、必ずどこかでそういうようなことはあったはずです。それが事故につながらなかったのは、ハッと気が付いて処置がうまく行えたからなのです。そこのところで何となくたるんでいますと、事故につながる可能性が高くなるわけです。日常、自分のことを考えてみますと、自分が他のことで気がそぞろになっている時に、何らかの事故が起こっているような気がいたします。診療の場では精一杯、細かいところまで目を配りながら対応していかなければならないと痛切に思っております。
 医学がどんどん進歩してまいりまして、若い先生方の使われる単語が分からないようなこともございます。そんな時、勉強しなければいけないなと思いながら、他方、いや、私は良い医療をしようと思い、患者さんの心を汲みながら、家族環境も考えながら一生懸命やっている、だから若い人はそれなりに頑張ってるが自分も異なる次元で頑張っているのだという気持ちで、診療に努めております。
 今まで、大阪府内科医会は任意団体として一生懸命やってまいりました。このままで発展性があるのであろうか、もう一度、己の姿を顧みて、そしてものを言うためには、きちんとした一つの人格を持たなければものが言えない時代でありますので、人格も考えていかなければならない、今年の大きな課題になるのかなと思っております。先生方のご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。  

来賓挨拶 
    
酒井 國男 大阪府医師会会長