会長挨拶  信頼してもらえる…そんな会でありたい

     大阪府内科医会 会長   山家 健一   

 「女性と医師が語り合う会」も今回で6回目を迎えました。なぜ女性なのかということ
は、1回目の開催からずっと言い続けてきたことですが、現在、健康管理、食べることなど色々なことは女性が主導権を握っており、まず、女性にご理解をいただいておけば家庭の中に浸透していくであろういう考えに基づいたものであります。
 昨年までは企業に協賛いただいて開催してきましたが、今回は内科医会の医師たちの手作りです。診療の合間をぬって計画を練り、今日の準備も朝一番から行いました。この催しにどれだけ力を入れているかをご理解いただければ嬉しい限りです。
 今回はまず体験試食からしていただきました。650キロカロリーで果たして足りるのかな?という思いも抱いていましてが、私自身もなかなか満足のいくものだったなと感じております。一つの参考になって今晩のおかず作りから工夫していただければと思います。
 現在、医療を取り巻く状況は非常に厳しいものとなっています。その一つは医療ミスの問題ですが、私たちが修業を受けたころでは決してなかったことが起こっています。なぜ、このようなことがと考えたところ、今の世の中の風潮を示しているように思えます。すなわち自分は自分、隣のことは隣のこと、連帯感がないためと考えられます。最も基本的なことが欠けているためと言えるわけです。医者はもう一度自分を反省して、本当に信頼される良い医療をしなければいけない、大阪府内科医会のメンバーに限っては、そんなミスがない、信頼して診察を受けてもらえる会でありたいと願っております。これを応援していただくのは市民の皆さまであります。どうぞご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします。
 もう一つの大きな問題は混合診療です。健康保険を使って窓口負担金を支払って医療を受ける、しかしもっと良い薬があるから自費でお金を支払ってさらに良い医療を受けませんか?という美しい話にされていますが、これには裏があります。首相の腹の内は一部負担金は5割、さらにもう一つ、先進高度医療は医療保険で面倒をみてあげましょう、しかし風邪をひいた、お腹が痛いといった軽症、1回の額が1万円ぐらいまでは自費で支払ってもらいましょうというのが混合診療の根底であります。そういうのがイヤなら自分で民間の保険を掛けておきましょうと言っている代表がオリックスであり、オリックスの社長がこれを審議している会の委員長です。過日、これらの説明を元に混合診療に反対のご協力をお願いし、大阪でも多くの皆さまに賛同していただき署名をいただきましたことに感謝しております。
 今のままでいきますと、健康保険制度は完全に潰れます。世界で一番優秀であるといわれた健康保険がこういう形で崩れていったら、国民の健康のためにゆゆしき問題であります。後のパネルディスカッションではまた、皆さまに一緒になってこの問題についても考えていただきたいと思っております。色々な難しい問題を抱えている昨今ですが、本日は楽しい会にしていきたいと思っております。